富士講により江戸時代から明治にかけて盛んに造築された富士塚を巡る
企画を富士山の山開きに合わせて7月1日(土)に行いました。
参加者は3期伊藤さん・石黒さん、4期荒木さん、6期辻川さん、7期冨士さん、
9期木谷さん、13期小松崎さん、16期堀井さん・樋口さん、18期佐野の10名です。
9時50分に日比谷線入谷駅出口に集合し、最初に小野照崎神社の「下谷坂本富士」に
登頂しました。あいにくの雨で傘を差しながら、富士山同様大渋滞の中の登頂となりました。国の重要有形民俗文化財に指定され、お山開きの日しか登れません。
鶯谷駅から山手線で駒込駅に移動し、2座目の駒込富士神社に向かいました。「駒込富士」は。冨士信仰の拠点の一つとして「お富士さん」の名で親しまれています。山開きの
日には屋台もたくさん出て、お祭りの日らしくにぎやかな雰囲気です。
駒込駅に戻り、池袋駅から西武池袋線で江古田駅に移動し、駅前の江古田浅間神社の
3座目の「江古田富士」に向かいました。ここも国の重要有形民俗文化財に指定されており、正月と山開きの日と大祭の日にしか登れません。滑りやすく危険なため、誘導員の指示に従い、登ります。
雨も止んで来ましたが、雨天登頂禁止の高松富士と池袋富士はパスすることにしました。
3座目を終えて12時となり、江古田浅間神社の横の小公園で昼食タイムとなりました。
池袋駅に戻り、新宿経由で千駄ヶ谷駅に移動し、鳩森八幡神社の「千駄ヶ谷富士」へ
向かいました。ここは、年間通していつでも登れますが、江戸時代の冨士塚の基本様式を
備えており、「これぞ富士塚」と呼べる貴重な富士塚です。
千駄ヶ谷駅から代々木経由品川駅迄移動し、さらに京急で新馬場まで移動し、最後の品川
神社の「品川富士」に移動しました。比高15mと東京随一の富士塚の高さを誇ります。
山頂に立つ石碑には「冨士山遙拝所」と記されており、ここから富士山が眺望できたこと
がわかります。
程よく疲れたので新馬場駅から徒歩3分の「中華一品楼」にて打ち上げです。
ビールで乾杯しながら諸先輩方の含蓄のあるお話をお伺いし、大変勉強になりました。
4期荒木さんの元気なお姿を拝見できたこと、16期樋口さんの初参加など大きな収穫でした。企画自体も好評でしたので来年も富士塚第2弾を企画しようと密かに思っています。